ポリフェノールとは?多く含まれる食べ物や飲み物の効果について

食べ物の栄養

どうも、元栄養士のおもちです。

ポリフェノールが体に良さそうなイメージはあるけれど、一体どんな効果があるのでしょうか?

ポリフェノールとは?

どんな食品に多く含まれているのか?
食べるとどんな効果があるのかについて紹介します。

ポリフェノールとは機能性成分の1つ

ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する色素やその他の苦みや渋みから得られた成分です。

現在は8000種類以上あると言われています。

ポリフェノールは、活性酸素を取り除く働きを持つ抗酸化物質。

シミ、しわ、動脈硬化などの生活習慣病、がん、免疫力の低下を抑えてくれる効果があり、私たちの体を守る機能性成分として広く認識されています。

褐変の原因物質

りんごやゴボウが茶色く変色してきたり、山芋の切り口がピンク色へと変色しますよね。

食品に含まれるポリフェノールがポリフェノールオキシダーゼという酸化酵素の働きによって褐色物質を生成するためです。このような反応を酵素的褐変と呼びます。

第7の栄養素

そもそも私達は、体を構成するたんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素
体の機能を正常に維持するビタミン、ミネラルの五大栄養素をバランス良く摂る必要があります。

食物繊維やアミノ酸は五大栄養素には含まれませんが、食物繊維は主に腸内環境を整える役割として「第六の栄養素」とも呼ばれています。     

たんぱく質を構成するアミノ酸においては、美肌効果や免疫機能を支える機能性成分としても幅広く活用されています。

ポリフェノールは、生命を維持するために必須ではないけれど、強い抗酸化作用や有害物質を作用を緩和するといった様々な機能的効果が期待されることから、食物繊維に続く、「第7の栄養素(ファイトケミカル)」と呼ばれているんです。

ポリフェノールの多い食べ物や飲み物

ポリフェノールの種類をあげたらきりがありません・・。中でも多く含んでいる食品と機能についてご紹介します。

赤ワイン
(500種以上のポリフェノール)
心臓病のリスクを低下させる
コーヒー
(クロロゲン酸)
血糖値の上昇抑制 
血圧改善 
抗がん性 
脂肪の吸収抑制
緑茶
(カテキン類)
血圧上昇抑制 
血糖値上昇抑制
肥満予防 
抗酸化作用  
虫歯に対する効果
紅茶
(カテキン類同士が複数結合)
虫歯抑制 
抗菌作用 
インフルエンザ予防
チョコレート
(フラバノール)
ストレス軽減 
認知機能改善
大豆 
(大豆イソフラボン)
骨粗しょう症予防 
更年期障害の症状緩和
(女性ホルモンのエストロゲンに似た働き)
  
そば 
(ルチン)
高血圧予防 
毛細血管強化
生姜 
(ショウガオール・ジンゲロール・ジンゲロン)
骨を丈夫にする体を温める  
血行促進作用 
殺菌作用
カリンインフルエンザ予防  
のどの炎症に対して有効な可能性
ブルーベリー
(アントシアニン)
目にあるロドプシン成分を再合成させて
目の働きを良くする

>>あわせて読みたい「ポリフェノールの種類と効果について」

まとめ|バランスの良い食事を心掛けよう

ポリフェノールは第7の栄養素と呼ばれるほどの抗酸化作用の強い成分で、食品によってさまざまな効果が期待出来ます。

これらの効果を効率良く得るためには、一つの食品を中心に摂り続けるのではなく毎日の食生活でたんぱく質や炭水化物、脂質などの栄養バランスの良い食事と合わせて摂ることをおすすめします。

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