小さい頃はきのこ全般が苦手だった、元栄養士のおもちです。
今は焼いて食べるだけでも美味しいと味わえるくらい大人になりました。笑
今回はきのこの仲間であるエリンギの栄養効果や包丁を使わずに簡単に出来るおつまみをご紹介したいと思います。
選び方や保存方法、使用した調理器具なども参考にしてみてくださいね。
エリンギの栄養や効果は?他のきのことどう違う?
食物繊維が豊富なきのこ
きのこの仲間であるエリンギの栄養の主な特徴は、やはり豊富に含まれる食物繊維です。
【エリンギ100gあたりの栄養成分】
エネルギー(kcal) | 31 |
たんぱく質(g) | 2.8 |
脂質(g) | 0.4 |
糖質(g) | 2.6 |
食物繊維 (g) | 水溶性 0.2 不溶性 3.2 |
カリウム(㎎) | 340 |
亜鉛(㎎) | 0.6 |
ビタミンB2 (㎎) | 0.22 |
ナイアシン(㎎) | 6.1 |
他のきのこの食物繊維は以下の通りです。
【きのこ類100gあたりの食物繊維を比較】
きのこ全般に言えることですが、食物繊維は不溶性・水溶性どちらも含まれており
総量は大体100gあたり3.4g~4.5gになります。
ちなみに秋の味覚であるさつまいもには食物繊維が皮付き100gあたり2.7g含まれています。
エリンギには、食物繊維の他にもカリウムや亜鉛、ビタミンB2も多く含まれています。
これらはどのような効果が期待出来るのでしょうか。
便秘解消
水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、お腹の調子を整えます。他にも
血糖値の吸収を抑えたり、コレステロール値を下げる働きもあります。
一方不溶性食物繊維は、便のカサを増やして腸を刺激することで便の排泄を
促します。これらを両方摂ることにより、便秘改善に効果があります。
β‐グルカンで免疫力を高める
エリンギにはβ‐グルカンが多く含まれています。
これはきのこ類に多く含まれている成分で、食物繊維の仲間になります。
β‐グルカンは、がんに対する免疫力を高める効果があることでも知られています。
むくみ予防
カリウムは体内の余分な水分や塩分を排出する働きがあります。
むくみ予防・改善の効果や、高血圧予防に効果があります。
生活習慣病を防ぐ
亜鉛は、皮膚、肝臓、すい臓、前立腺などの多くの臓器に存在します。
また舌にある味蕾の細胞の産生に必須な成分であるため、不足すると
味を感じにくくなるといった味覚障害を引き起こす恐れがあります。
成長・発育ビタミン
ビタミンB2は、糖質や脂質、たんぱく質の代謝などエネルギー産生に関わる大切な栄養成分です。
また皮膚や髪、粘膜、爪などの細胞の再生にも役立ちます。
アルコールの代謝にも役立つビタミン
エリンギに含まれているナイアシンもビタミンB群の一種です。
エネルギーの産生や代謝に関わります。またアルコールの代謝にも役立ちます。
日頃からお酒を飲む習慣のある方は、意識的に摂ると良いでしょう。
エリンギに含まれる食物繊維やビタミンB群、亜鉛などのミネラルは様々な健康予防・解消に役立ちます。
時短おつまみレシピ
最後に包丁を使わずに出来る時短料理をご紹介したいと思います。
ピリ辛!エリンギのバター醤油ソテー
エリンギの食感や栄養を失わない為にフライパンでさっと炒めたお酒にも合うピリ辛おつまみです。
きのこは栄養や風味を逃さない為に、基本的に水で洗わずに使用しましょう。
【材料】
・エリンギ 1P(90g~100g)
・バター 5g
・輪切り唐辛子 適宜
・七味唐辛子 適宜
・醤油 小さじ1
・塩こしょう 適宜
【作り方】
①温めたフライパンにバター入れ、手でさいたエリンギを入れて炒めます。
全体に火が軽くとおったら、残りの調味料を入れて味を調えます。
②器に盛って完成です。
手でさくことによってエリンギの繊維に味が染み込みやすくなります。
エリンギの歯ざわりの良い食感とバターや唐辛子のピリ辛の味がアクセントになり、とっても美味しいですよ♪
【エリンギの選び方や保存法について】
エリンギを美味しく味わうためには新鮮なものを使いましょう。
・カサの色が薄茶色で開きすぎてないもの
・軸が白くて太く、弾力とかたさのあるもの
また、エリンギが残った場合はラップで包み、冷蔵庫で保存しましょう。
栄養や風味を損なわないようになるべく早く使い切りましょう。
【使用したフライパン】
\私が愛用しているフライパンはコレ/
焦げにくく丈夫で人気のティファールのフライパンです。
きのこの仲間であるエリンギは様々な健康効果に役立つ栄養成分が豊富に含まれています。
寒くなる季節は鍋料理に入れてももちろん美味しいですよね。
是非、エリンギもきのこ料理の1つとして色々な料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
コメント