どうも、白くて丸いものについ反応してしまう元栄養士のおもちです。
今回はかぶの栄養や効果的な調理や食べ合わせについて紹介したいと思います。
捨てるところがない! かぶの栄養や効果について
かぶの白い部分や葉にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。特に注目したい効果について紹介します。
白い部分で胃の調子を整える
かぶの白い部分には消化酵素のジアスターゼが豊富に含まれています。
消化吸収を助け、胃腸の働きを整えます。
胃もたれや胸やけの予防に効果があります。
大根と似ているけど、食べている部分は違うんだね!
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かぶの葉は免疫力を高める
かぶの葉は緑黄色野菜の1つで、β-カロテンが豊富に含まれています。
体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
ビタミンAは免疫細胞を活性化し、血管や気管支の粘膜を正常に保つ作用があります。
のどや鼻の粘膜が強化され、ウイルスや細菌の侵入を防いで風邪予防に効果的です。
ビタミンCは白血球の働きをサポートし、細菌から体を守る働きがあります。
ビタミンEは体の酸化を防ぎ、血管を保護します。
かぶの葉はビタミンACE(エース)が全て揃っており、免疫力の向上に役立ちます。
風邪やインフルエンザに負けない丈夫なカラダ作りを目指したいね♪
腸内環境を整える
かぶには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。
特に不溶性食物繊維が多く、便のかさを増やし腸を刺激することで便の排泄を促進させます。
普段の食生活で不足しがちな食物繊維は、食べ物からこまめに摂って行くことが大切です。
美容や健康維持に欠かせない栄養素も豊富
他にも葉酸・鉄分・カルシウム・カリウム等のビタミンやミネラルも豊富です。
これらはかぶの葉に特に多く含まれています。
葉酸は造血ビタミンと呼ばれ、血液を作るのに欠かせない栄養成分です。
また鉄分は全身へ酸素を送るのに重要な成分で、貧血予防に効果的です。
カリウムには余分な塩分を排出する働きがあります。塩分を摂り過ぎると水分を溜め込みむくみやすい体になってしまいます。
むくみを放置すると体の冷えにも繋がり、自律神経が乱れる心配も出てきます。こまめにむくみを取ることが大切です。
カルシウムは骨や歯の健康維持に欠かせない重要な成分です。
ビタミンCは皮膚や細胞のコラーゲンの生成に必要な成分です。
骨や血管などの細胞同士の結合を強化させ、肌のハリを保ち美肌作りに効果的です。
葉は捨てたらもったいない!
美味しく食べられる方法を知りたいな♪
かぶの効果的な食べ方
かぶに含まれる栄養をより効果的に活かすためにはどんな食べ合わせが良いのでしょうか。
ビタミンDを多く含む食材と合わせる
カルシウムやビタミンDを含む食材と一緒に摂ることで、骨粗しょう症予防に効果があります。
【食材例】
卵・ちりめんじゃこ・椎茸・春菊など
海藻類と合わせる
不足しがちな水溶性食物繊維を含む食材と合わせることにより、腸内環境が改善し便秘の予防や解消に効果が期待出来ます。
かぶと海藻のサラダ等の和え物がおすすめです。
【食材例】
わかめ・こんにゃく・めかぶなど
油と一緒に摂る
β‐カロテンやビタミンEは脂溶性なので、油を使った料理にすることで体内への吸収率を高めます。
かぶの葉は生でも食べられますが、油を使った炒め物等もおすすめです。
煮物やスープにする
煮汁ごと食べられる料理は熱に弱いビタミンやミネラルも補うことが出来ます。
煮浸しや煮物、味噌汁やスープなどの煮汁ごと頂ける料理がおすすめです。
浅漬けやサラダにする
かぶの消化酵素であるジアスターゼは熱に弱い性質があります。
消化吸収を促すには浅漬けやサラダ、酢の物等にして食べることがおすすめです。
また皮にも栄養があるので、皮ごと使うことがおすすめです。
かぶは捨てるところが無い優秀食材だね!
かぶの美味しい見分け方
かぶの美味しい時期は、3月~5月の春と10月~1月の秋から冬にかけてです。
葉の緑が鮮やかでピンとしているみずみずしいものを選びましょう。
また白い部分はツヤやハリがあり、傷やひげ根の少ないものが美味しい見分け方です。
かぶの保存方法
葉はどんどん白い部分の水分を奪うので、買ってきたら早めに切り分けておきましょう。
葉は濡れたキッチンペーパーで優しく包み保存袋へ入れて冷蔵庫へ。
白い部分は保存袋へ入れて冷蔵庫へ入れましょう。
様々な調理法や食べ合わせを楽しもう
かぶはとても栄養価が高い野菜です。また、捨てるところが無い優秀食材であることがわかりました。
白い部分(胚軸)や葉は、様々な調理法や食べ合わせによってより効果的に栄養を摂ることが出来ます。
是非、色々な食べ方を試してみて下さい♪
\次、育ててみたい小かぶ♡/
最後までご覧いただきありがとうございました。
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