どうも、小さい頃は食わず嫌いをしていた元栄養士のおもちです。
今回はあの独特な香りが特徴的な春菊の栄養や効果について紹介します。
旬や保存方法、おすすめの食べ方についても簡単にまとめているので参考になれば嬉しいです♪
春菊は大人になってから大好きになった野菜の1つ!
今回はその魅力に迫るよ♪
春菊の栄養の特徴や期待できる効果について
独特な香りが特徴的な春菊には、一体どのような栄養があるのでしょうか。
特に注目したい効果について紹介したいと思います。
免疫力を高める
春菊の独特な香りには紫蘇(しそ)と同じぺリルアルデヒドと呼ばれる精油成分が含まれています。
胃腸の働きを整えたり、食欲増進効果があります。
また色素成分にはルテオリンと呼ばれるポリフェノールも豊富に含まれています。
強い抗酸化力を持ち、抗炎症や殺菌効果など免疫力の向上に役立ちます。
あわせて読みたい>>ポリフェノールとは?多く含まれる食べ物や飲み物など
小さい頃苦手だったあの独特な香りにまさか栄養があるとはビックリ!
風邪予防にも良さそう!
生活習慣病の予防
緑黄色野菜の1つである春菊には、β‐カロテンが豊富に含まれています。
体内では必要な分だけビタミンAに変換されます。
ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康を保つために欠かせない栄養成分です。
また変換されなかった残りのβ‐カロテンにも強い抗酸化作用があることから、老化やがん、生活習慣病などの予防に役立ちます。
春菊のβ-カロテン量は緑黄色野菜の中でもトップクラスなんだよ!!
骨の健康維持
春菊にはカルシウムやビタミンKなどの骨の健康に役立つ栄養が豊富に含まれています。
カルシウムは骨や歯の構成成分である他、神経や筋肉の興奮を抑えたり出血を予防する働きがあります。
ビタミンKはカルシウムの吸収を良くする働きがあるので、健康で丈夫な骨作りに期待出来ます。
骨密度が減少すると骨折しやすくなることで知られる骨粗しょう症や、高血圧、動脈硬化の原因にもなります。
また骨の強さは、古くなった骨を壊し新しい骨が形成され置き換わることで保たれます。
日々の食事で積極的に摂っていく必要があります。
貧血や冷え予防
春菊には鉄や葉酸などのビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
鉄は酸素を全身に運ぶヘモグロビンの材料となり、貧血予防に欠かせません。
また造血ビタミンとして知られる葉酸は血の巡りをサポートします。
血液の流れが改善され全身に行き渡ると体が温まるので、冷え予防にも効果的です。
寒い冬にもぴったりだね♪
腸内環境を整える
春菊には不溶性、水溶性の2種類の食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにしてくれるので食後の血糖値の急な上昇を抑えてくれます。
一方、不溶性食物繊維は便のカサを増やし、腸の働きを刺激しておなかの調子を整えます。
これらをバランス良く含む春菊は、体内で便通の働きを促進させ便秘予防に効果があります。
美味しい春菊の見分け方や保存方法は?
春菊を美味しく食べられる時期は11月~3月の冬から春にかけてです。
葉が濃い緑色でみずみずしく、香りの強いものや根本まで葉が密生しているものが新鮮です。
新鮮な春菊であれば、茎まで柔らかく生でも美味しく食べられます。
鮮度を保つには乾燥をさせないことが必要です。
【冷蔵保存】
日持ち2~3日
濡らしたキッチンペーパーで優しく包み、保存袋に入れて冷蔵庫へ
【冷凍保存】
日持ち1カ月
カットしたものや茹でた場合は小分けにしてラップして冷凍庫へ
おすすめの調理法や食べ合わせは?
春菊に含まれるβ-カロテンは油と組み合わせると吸収率が高まります。
生のままで食べれば熱で失われやすいビタミンも補うことが出来ますね。
オリーブオイルをかけたサラダ等がおすすめです。
【春菊とナッツの簡単サラダ】
よく洗った春菊を食べやすい大きさにカットし、砕いたナッツと調味料を和えれば完成!
●春菊 100g
●お好みのナッツ 適量
・オリーブオイル 小さじ2
・塩 ひとつまみ
・醤油 小さじ1/2
・レモン汁 小さじ1/2
肉や魚料理と一緒に食べるとさっぱりと食べられて美味しいよ♪
あわせて読みたい>>意外と知らない!?ナッツの栄養がもたらす3つの効果
新鮮な春菊でも生で食べるのはちょっと抵抗がある…という方には付け合わせのような感覚でバターソテー等にするのもおすすめです。
春菊の独特な香りは軽くソテーしても甘味が増して美味しく味わえると思います♪
※魚はオットと2人分ですよ(笑)
鍋物やスープの具材にしても良いですね♪
鍋の具材や炒め物にする時は、一番最後に加え熱を加えすぎないようにしましょう。
まとめ|春菊の栄養を活かして美味しく食べよう!
冬から春にかけて美味しい春菊は、体に嬉しい栄養が豊富に含まれていることがわかりました。
新鮮な春菊を選び、美味しく味わってみませんか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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