どうも、元栄養士のおもちです。
秋の味覚と言えばやっぱりさつまいも!
今回はさつまいもの栄養や期待出来る効果について紹介します。
1本あたりの栄養はどれくらいあるのか、どうしたら効率的に栄養が摂れるのかについても
良かったら参考にしてみてくださいね。
さつまいもの栄養効果について
糖質量に注目!
【さつまいもの主な栄養成分】
さつまいも100g(大きいサイズは1本約300g)あたりの主な栄養成分は以下の通りです。
さつまいも皮付き生 | 100g | 300g(大1本) |
エネルギー(kcal) | 127 | 381 |
たんぱく質(g) | 0.9 | 2.7 |
脂質(g) | 0.5 | 1.5 |
糖質(g) | 30.4 | 91.2 |
食物繊維(g) | 水溶性 0.9 不溶性 1.8 | 水溶性 2.7 不溶性 5.4 |
カリウム(㎎) | 380 | 1140 |
カルシウム(㎎) | 40 | 120 |
β‐カロテン当量(㎍) | 40 | 120 |
ビタミンC(㎎) | 25 | 75 |
100gあたりのさつまいもの糖質量(=30.4g)は芋類の中でも多く含まれ、
ごはん小盛り(100g=35.6g)と同程度の量になります。
美腸や美肌に嬉しい成分も豊富
他にも、食物繊維、ビタミン類やカリウムなどのミネラルも含まれています。
【むくみ解消】
水分や塩分を摂り過ぎると身体はむくみやすくなってしまいます。
カリウムは余分に摂り過ぎた水分や塩分を外に排出してくれる働きがあることから
むくみ予防や解消に効果が期待出来ます。
【便秘解消】
食物繊維には不溶性、水溶性の2種類があり、さつまいもには両方含まれています。
水溶性食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにしてくれるので食後の血糖値の急な上昇を抑えてくれます。
一方、不溶性食物繊維は便のカサを増やし、腸の働きを刺激しておなかの調子を整えます。
これらをバランス良く摂れるさつまいもは、体内で便通の働きを促進させ、便秘予防に効果があります。
更にさつまいもを切ると出てくる白い液は、ヤラピンという成分です。
腸の蠕動運動を促す作用があります。
食物繊維との相乗効果で更にお腹をキレイに整えてくれます。
【美肌効果・免疫力の向上】
さつまいもはビタミンA・C・Eが全て摂れる野菜の1つです。
これらは抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素を体内から取り除いてくれる働きがあります。
健康な肌に整え、ガン予防にも効果が期待できます。
また体内で必要な分だけビタミンAに変換されるβ‐カロテンについては
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
あわせて読みたい>>人参はカロテン量がダントツ!?
おすすめの食べ方は焼き芋?
さつまいもは糖質の吸収を抑える食物繊維や美肌・美腸効果のある栄養成分が
豊富に含まれています。それらを効果的に摂るおすすめの食べ方についてご紹介したいと思います。
アクをとらずに皮ごと加熱でOK
さつまいもの皮には100gあたり約0.5gの食物繊維が含まれています。
また皮の紫色の色素やアクに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があります。
料理の際も皮付きの方が彩りも豊かになりますのでメリットが沢山あります♪
ただ皮は消化に少し負担がかかるので、胃腸の調子が悪い方は摂り過ぎない方が良いでしょう。
また、でんぷん質で覆われたさつまいものビタミンCは加熱しても失われにくいといった特徴もあります。
冷まして食べる
炭水化物を冷やすとレジスタントスターチ(腸に良い成分)が増えると言われています。
糖質の吸収をゆるやかにしたり、内臓脂肪を燃焼させるなど、幅広い健康効果が期待出来ます。
さつまいもサラダや冷凍した焼き芋を自然解凍して食べるなどがおすすめです。
あわせて読みたい>>レジスタントスターチについて
油と一緒に摂る
抗酸化作用のあるビタミンEは油と一緒に摂ることにより吸収率が高まります。
さつまいもはお肉と一緒に炒めても甘味が増してとても美味しい食材です。
是非、色々試して自分が美味しい食べ方を探ってみてはいかがでしょうか。
まとめ|様々な料理に活用して食物繊維をこまめに摂ろう
さつまいもは糖質が多く含まれているので食べ過ぎには気を付けたいところです。
しかし、皮ごと食べたり冷やして食べたりするなど工夫することによって
糖質の吸収はゆるやかに抑えられることが分かりました。
でも肌寒くなる秋の季節はやっぱりあたたかい焼き芋食べたくなりますよね‥
1日に1/2~1本までを限度とし、白米やその他の野菜、お肉の栄養もしっかり摂れると良いと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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